EmscriptenでRustをJavaScriptへコンパイルする
以前のエントリではうまくいかなかった、RustのJavaScriptへのコンパイルですが、
先日フォーラムに投稿されていたやり方をまねるだけで簡単にできるようになっていました。
Rust本体にEmscripten対応が取り込まれたのですが、動かすためには専用のLLVMが必要などいくつか制限があります。 制限があるとはいえ、以前よりも簡単にEmscriptenでのコンパイルが試せるようになったのは朗報ですね!
追記
リンクしか内容がない記事というのもアレなので、Emscripten を使ったコンパイル方法を簡単に書いておきます。
Emscripten の環境変数を設定する
$ source <path to emsdk>/emsdk_portable/emsdk_env.sh
rustc
を--target
オプションつきで呼び出す$ <path to rust root>/x86_64-unknown-linux-gnu/stage2/bin/rustc --target asmjs-unknown-emscripten ./hello.rs -O
以上。簡単ですね。
以下のプログラムをコンパイルしてみたところ、1MB程度の巨大なJavaScriptのコードが生成されました。ただの Hello world にしてはすごい量ですが、Emscriptenのランタイム (?) のソースコードの量が多いようです。
fn main() { println!("Hello emscripten world!"); }
-O
や、 -C lto
等の最適化オプションをつけることもできます。
最適化あり・なしの結果をGistに貼り付けてみました。
main関数はここから始まるようです。 なにがなんやら、、、といった感じですね。。。。
LTO有効だからといって、劇的にサイズが減るわけでもないようです。
Xperia Z5の画面が割れてタッチに反応しなくなった時にやったこと
機種変更して1ヶ月くらいのXperia Z5の画面を割ってしまう事故を起こしてしまった時にやったことを記録がてらメモ。 同じような事故を起こしてしまった人の助けとなれば。。。
前提
電源を切る
携帯電話を目覚まし時計代わりに使っている方は多いと思いますが、タッチ操作が効かなくなってしまった場合、鳴り始めたアラームをとめることが出来ません。 特にスヌーズ機能を有効にしている場合、アラームはいつまでも鳴り続けるようです。 (朝、家を出るときにアラームをとめられず、諦めて家に放置した携帯電話が、夜帰宅して鳴り続けているのを見たときの絶望感ときたら。。。)
アラームをとめるために電源を切ろうとしても、電源ボタンを長押しするだけでは電源オフ、再起動等の選択肢が表示されるだけで、タッチ操作が要求されてしまいます、が、以下のいずれかの方法で、タッチ操作なしで電源を切ることが出来ます。
- 電源ボタンと、ボリューム増ボタンを同時に長押し
- microSDカード差し込み口横の緊急停止ボタンを押す http://csqa.kddi.com/posts/view/qid/k15102833051
電源+ボリューム増ボタン長押しの方が、カバーを開ける必要がなく楽です。
マウスを接続
タッチ操作が効かなくなった携帯の操作方法として、マウスを接続する方法が有名ですが、 Xperia Z5 の場合、電源オン状態でマウスを接続するだけではマウスを使う事が出来ません (通常時はUSBポートに通電されておらず、機器接続のためにいくつか操作する必要があるそうです)。
しかし、マウスを接続したまま端末を再起動すると、なぜか機器が認識され、ロック画面にマウスカーソルが表示されます。 タッチ操作が効かなくなった場合の救済措置でしょうか。
USB type A 接続のマウスはそのままではつなぐことは出来ないため、 USB type A メス <-> マイクロ"B" オス の変換コネクタが必要です。 マイクロUSBにもAとBのタイプがあるので、お間違えなく。 わたしは、間違えて無駄な変換コネクタを買ってしまいました。。。
機種破損時の交換サービスを利用する
わたしは au ユーザで、au 安心携帯サポートというサービスに入っていたため、以下から申し込みをすることで、実費負担2000円でリフレッシュ品の機種と交換することができました。
日付が変わる頃に申し込みをしたのですが、その二日後には交換用端末が届きました。申し込みとほぼ同時に発送してくれるようです。 壊れてしまった機種の交換もポストに投函するだけと非常に簡単でした。 もしこのサービスに加入されているのなら使わない手はないと思います。
なんかauの宣伝みたいですね。
データを移行する
ここまでの作業で新しい端末も手に入りますので、後は壊れてしまった端末からデータを移すだけです。 Xperia Transfer Mobile というアプリを使うと、Xperia間のアプリケーションのデータやホーム画面のアイコン配置までそっくりそのままコピーしてくれました。移行には結構時間がかかったのですが、環境がほとんどそのまま移動されるので便利です (一部アプリは移行できていなかったようですが)。
まとめ
携帯の破損でいろいろと苦労しましたが、最終的には問題解決して、元と同じ環境に戻すことができました。 戻せるとは言え、携帯を壊してしまうと面倒な作業が発生しますし、こんな作業はやらないで済むに越したことはないですね。。。